人気ブログランキング | 話題のタグを見る


競争それとも共栄?

日経平均株価が14600円を突破した。8月からの上がり方は恐ろしい程で多少の曲折はあっても今後とも上昇するとの見方に異を唱える人間はいなくなった。ともあれめでたいことだ、これを導いたのは競争社会に変化したことでイギリス、アメリカと同じ道を歩んでいる。競争の世界だから当然負ける側が出てくるのは避けられない。なんとしても勝ち残らなければならないのだからまあ大変だ。
 一方畑の作業をしていると世の中は全く違っている。競争などはない、それどころかお互いに助け合っている。”これ植えたか?まだか、ほんならあげるわ”と苗をもらったり作り方を教えてもらったりで共栄の世界がある。競争する必要がない、自分のも他人のも同じように育ってくれれば良い。隣百姓といって隣がしたらまねをして植えるのだがこれは案外理にかなっている。気候は南から上がってくるので南の人が植えたら植え、又それを見た他人がというように北上していけば自然に植え時や収穫時が分かる。
 狩猟民族と農耕民族の違いが歴然とする。狩猟民族は戦いが好きで競争するが農耕民族は共存共栄の社会をつくる。その意味で「村」という社会は強固なものだったのだろう。最近談合事件が相次いでいる、とんでもなく悪いやつらだ(実際に悪い)と思うが見方を変えて彼らが村社会を作っていたと考えれば不思議でもなんでもない。共存共栄の平和な社会を築いていただけなのだ。それが何時の間にか競争社会に変わってしまって悪者になってしまった。
 さてこれからの日本は競争社会へ突っ走るのかそれとも共栄社会を守るのか、それとも競争と共栄が共存する社会を目指すのか。どれが良いのかさっぱりわからない・・・・・
by kakabura | 2005-11-18 17:52 | ぶらだより
<< 今週の結果 空売り >>




2羽のアゲハは何をしているのでしょう。
by kakabura
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧