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14000円を突破したけれど・・・・

此処の所株価の上昇が著しい、バブル崩壊から苦節15年ようやく明るい兆しが見えてきた。民間企業に競争原理が浸透し誰も助けてくれない、自己責任という概念が浸透してきた結果なのだろう。
 しかしその裏で恐ろしい事が起きていた事も解ってきた。例のインチキ設計の事、最初TVで姉歯建築士の言葉を聞いて吃驚した”専門家が見れば直ぐに分かる事なのに・・・・”まるで他人事のような言い方で開いた口が塞がらなかった。悪の構造はその内判明するだろうが何処まで広がるか恐ろしい所がある。競争というのは新しい考え方や技術開発により行われるのが本来なのだが間違うとこのようにインチキ誤魔化しで安くして見せ掛けの競争力に頼ってしまう。昔は法律に振れなければ良いという最低限の良識があってどうやって法律をかいくぐって安く上げるかを考えた。嘘はつかなかった、今でも若干心苦しい事が無いでもない。あるプラントを作った時にトルエン(一部には欲しくて仕方のない連中がいるようだが)を空気中に出さないように洗浄装置を設置した。本当に環境の事を考えれば高価なものになるので水で洗浄する事にしてお役所で説明した。しかし専門家ならばそんなもので取れるはずがないのは簡単に分かるのだが通ってしまった(何やら似ているーーー)
 世の中が専門分化すると本当の事が見えにくくなる。検査機関が検査しているのだから間違いないはずなのに間違った建物が乱立している。基本的には人を信じてきた日本社会の根底が崩れかけている。知らない人に声をかけられたら逃げなさいと教えられたら人を疑う事しか知らなくなる。しかし子を思う母親ならそう言うしかない世の中になった。
 リストラの名の下に社会から投げ出されたり欠陥マンションを買わされた人達の痛みの上に今の日本経済がある。株価はこれから2万円、3万円と上がっていくだろう、それはそれで結構だが何か足りないような気がする。小泉劇場の後にはどんな見世物が待っているのだろう。
by kakabura | 2005-12-02 21:48 | ぶらだより
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2羽のアゲハは何をしているのでしょう。
by kakabura
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