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トヨタの強さ

随分と気温が下がってきましたが皆様お元気でしょうか。今週はダイエーの問題で持ちきりでしたが漸く結末を迎えたようです。ちょうどその日に部分日食がありその形がダイエーのマークにそっくりだったのは偶然でしょうか。ダイエーが無くなっても替わりはいくらでもあるという事は社会から必要とされていないのでしょう。その対極にあるのがトヨタです。

ー トヨタの強さの秘密 -
トヨタといえば改善やカンバン方式、はたまた”乾いた雑巾をしぼるな”ど色々な言い方をしますが、傍目から見るとカチカチの会社のように見えます。アンチ巨人、大鵬、卵焼きでマイナー好きの我が家は絶対買わない車です。しかし企業としてみると素晴らしいものがあります。トヨタの真髄は「5-WHY」にあるのだと思います。これはトヨタ生産方式を作り上げた大野さんの本に書かれていた言葉ですが一般に聞くことは無いと思います。生産現場で問題が生じた場合は必ずその対策を取りますがそこで使われるのが「5-WHY」だそうです。問題の原因は何?(1-WHY)それはこうである。ではその原因は何?(2-WHY)これを5回繰り返すことで真の原因がわかりそこで始めて対策として取り上げるというものです。その結果安いコストで大きな成果が得られるのです。しかし実際に行うのは非常に大変です。私はせいぜい3回位しかたどり着けませんでした。この思想が会社の中に浸透していることから色々なトヨタ独自の方法が出てきているのだと思います。10年以上前に稟議書(事業計画書)のハンコを3つにしたという記事をみて驚いた事があります。多分どこでも10以上はハンコが要るはずです。殆どが内容を理解できないで形だけハンコを押して体裁を整える。結果として責任の所在が不透明になるし時間もかかる。ハンコが3人と言う事は責任が非常に明確になるということですが、トヨタのような大会社がと驚きました。しかしこれも「5-WHY」の思想から見れば当然不要なものを取っていったということになるのでしょう。「5-WHY」は生産現場だけではなく全ての所で使えるのです。事務部門でも教育問題でも何にでもです。
 今問題になっている年金問題。将来の収支が合わない、何故?とは考えないで取るのを増やして出すのを減らします。これでは単に数字を合わせているだけのお役所仕事、トヨタでは採用却下どころか首ですね。未納者が多い、何故か?。制度に魅力を感じない人が多い。何故か?信用がおけない・・・・・といった作業を積み重ねてくれると良いんですけどね。皆さんも問題を抱えているはずですから一度試してみては?

トヨタは見かけとは反対にしなやかさを持っているので確実に勝ち組みに入ります。イメージが違うのはベンツとBMWという記事を読んだ事があります。何となくベンツは堅い、BMWは挑戦的というイメージなのですが実際にはBMWは保守的でベンツの方が新しい技術を取り入れているそうです。でもやっぱりトヨタやベンツには乗りたくないなあ。
by kakabura | 2004-10-15 13:58 | ぶらだより
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2羽のアゲハは何をしているのでしょう。
by kakabura
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