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嘘つき大統領のデタラメ経済

ポール・グルークマン教授がニューヨークタイムズに載せたコラムをまとめたもので経済に関するものを書くはずが政治の分野にまで手を伸ばさざるを得なかった。時期がブッシュの大統領選挙前からその後にあたり民主党リベラルの教授は必然的に反ブッシュの内容になってしまった。
しかしお陰でこれまでの疑問「何故ブッシュ政権は言うことがころころと変わるのか」というのがよく理解できた。
現政権は超右派であり政策の基本はごく一部の裕福層の為のものだというのが政権の本質との指摘である。まず政策があり何故その政策が必要かはどうでもよくその場に応じて変えていく。こういった政治はこれまで経験がなく国民は政権トップがそんなことをするわけがないと信じているのでころっと騙されているという構図。
典型はイラク戦争だった、戦争目的が次々に変わりどうしてそんな戦争に入っていくのか全く理解できなかった。まず戦争ありきだったのだ、そしてアメリカ国民は戦時下という言葉に騙された。
減税政策もそのようだ。減税は中流家庭にというのが実態は裕福者への減税になり目的も黒字還元から景気対策に変わってしまう。
民主主義を掲げながら実態は政権取り巻きのグループへの利益還元優先。実に良く分かりやすい現在のアメリカを知る為の好著。
あと2年間はこの政治が続く、小手先は変わっても本質は変わらない。アメリカも2極化している、現政権への反対の動きも大きくなってきた。次の大統領選挙でどうなるのか、日本にも大きな影響を与える。
しかしこのブッシュを支えた小泉君の評価はどうしよう。選択肢がない日本として利用したのかされたのか?
by kakabura | 2006-09-10 05:53 | 読書
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2羽のアゲハは何をしているのでしょう。
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