60周年を迎えた。ヒロシマから原爆を無くそうと長い間訴えてきた。市長の言葉には重みがある。しかし原爆の悲惨さで核の廃絶を訴えるのは限界があるのではないか。「二度と繰り返しません」という言葉は誰が言う言葉なのか、アメリカなら理解できる。しかしアメリカは原爆投下を是認している。日本の言葉だとしたら原爆投下をもたらした国家の方針だろう。原爆の被害は大きい、しかし戦争自体に寄る被害は比較にならないほど大きい。原爆は兵器の一つに過ぎない、原爆を無くしても争いは無くならない。勿論全面的な核戦争を始めれば人類全体の終末を迎えるが冷戦の終わりでその懸念は大きく減った。あるとすればテロに係わる問題だがこれは地球規模で考えれば局地で済む(無論被害にあう人達は悲惨だが)
原爆を無くしても争いは無くならない。目的は平和な世の中を作る事。その為の目標として原爆の廃止がある。目的と目標の混乱がある気がしてならない。