冬が迫ってきた。福井は曇りや雨、雪の季節になる。そんなときでも時に朝から青空の日があると決まって朝霧がでる。太陽の光で地表から水蒸気が蒸発する。近くの川は幻想的な風景に変わる。一方少し離れて山ではその谷間に雲が出来ている。木々の緑と雲の白さが美しい。何故谷間に雲が出来るのだろうかと考えていた。地形の関係なのだろう、地表が温められる事により水蒸気が発生し上昇気流ができる。この気流が山の谷間を少しずつ上昇しながら周辺の水蒸気を集め雲となっているのだろう。そしていつの間にか無くなっている。移ろい行く自然の一瞬である。