人気ブログランキング | 話題のタグを見る


ウォール街のランダムウォーカー

副題は「株式投資の不滅の心理」
一般に株式投資にはテクニカル分析とファンダメンタル分析が使われる。本書はこれらどちらも究極的には役に立たないとする。なぜなら株価の動きはほとんどがランダムなものでありそこから一定のパターンを見つけようとするテクニカル分析は砂上の楼閣だとし、又ファンダメンタル分析は将来のことまで見通すことは出来ないからというのがその理由。困った本である、著者は実際のトレードも経験しファンダメンタル分析も行いかつ現在は大学で研究を極めている人間だからである。
 インデックスに長期分散投資する以上のパフォーマンスを上げることは難しいというのが結論。テクニカルでなんとかやっていこうという身にとっては有難くない話。一般にプロとアマと言ってプロは機関投資家などアマは個人投資家でアマはプロにかもられるというのが一般の本の大前提だがそのプロでさえたいした成果は上げられないようだ。
 ではマーケットで生き延びることは出来ないのだろうか?大多数はそうなる、そこから抜け出すにはまだ先が長い。
by kakabura | 2006-08-08 13:37 | 読書
<< 祈り カミング・ウォー・ウィズ・ジャパン >>




2羽のアゲハは何をしているのでしょう。
by kakabura
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧