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投資家心理から見たフセイン、ブッシュ

ここの所株価が大きく上昇している、にもかかわらず儲からないのは残念至極。こんな時は本でも読んで、ということで投資家の心理学を読んでみた。投資にリスクはつきものだがリターンとリスクをうまくコントロールできないと退場の憂き目を見る。そして其処には欲望と恐怖が入り混じる混沌とした世界がある。
 フセインがクウェート侵攻をしたことについてこう書いていた。クウェートをイラクの物にすることは大量の石油資源を増やすことであり又イラクの存在価値を高める。つまりぼろ儲けが出来る。一方リスクはアメリカが反対すれば力関係から負けることは明らか。で事前にアメリカの感触を探ると「アメリカは気にしていない」つまり殆どリスクが無いと判断した。そして侵攻、占領、ここまではシナリオどおり。所がここで流れが変わった、アメリカが非難を始め国連を通じて介入の意図を鮮明にした。この時点でフセインのトレードは失敗に終わる公算が高くなったので賢明な投資家は撤退する。威厳が失墜するなど多少の損害はやむを得ないが損失は最小にするべきところをフセインは希望的観測を続けて結局負けた。欲望に負けた。
 父ブッシュはこの時点でイラクに進みフセインを倒す選択があった。IFの話だがこの時点ならば国連の支持という大義名分と多くの仲間がいたので成功する確率は高かったと思う。しかしそれは止めた、何故か?若しも失敗したときにはせっかく取ったイラクでの勝利を失う可能性がある。つまり得たものを無くす恐怖に負けた。
 子ブッシュは賭けた。イラクを倒してアメリカナイズすれば中東の石油が一挙に入る、ぼろ儲け。リスクはどうか、世界の超大国アメリカにかなう国は無い、だからアメリカだけでやっても負けるはずが無い、つまり殆どノーリスクでぼろ儲け。しかし始めてみたら予想外のリスクが続出。このトレードは無かったことにしたいけれど止めることができない、泥沼にはまってしまった。
 政治の世界だからこんなに単純ではないが心理面からみたらフセインもブッシュも負け投資家の分類だ。何故なら最悪の事態を想定してその時は即座に終わらせるシナリオを持っていなかったこと。フセインは死刑になりブッシュは無能の大統領と呼ばれて去るだろう。
 過去のことは分かりやすいが明日のことはもう分からなくなる。それでも人間のやることに大きな違いはないので歴史に学ぶというのは大切なことなのだろう。
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by kakabura | 2007-02-16 21:13 | ぶらだより
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by kakabura
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