人気ブログランキング | 話題のタグを見る


先健主義

我が家はかなり不健康である、運動量が極端に少ない。昨年畑を始めたが10分も鍬を持つと息が切れるし翌日は体が重い。体重のチェックは毎週付けているが3人とも昨近の日本では死語となった「右肩上がり」。このままではいけないと、休みには出来るだけ出かけて運動をして共に健康になる「共健主義」を目指したが、牛年生まれの連れ合いの尻は重く、鳥年の娘の羽根はどこかに行ってしまった。かよわい兎の力では外へ押し出すだけで力が尽きてしまった。
 中国では「先富主義」による歪みが極まり社会の安定のために「共富主義」に方向を変えたと、うまくランディング出来るかどうかがこれからの世界経済の要の一つだがそんなことはどうでも良い。我が家の健康である。年初にあたり野党(牛、鳥)欠席のまま「先に健康になれる方から健康になる-先健主義」に方針転換を決めた。
 朝夕には筋トレ、家事で出来る事はどんどんやる。そして散歩。さすがに雪のある間は駄目だったが季節も変わってきた。日野川の土手を歩く、少し風は冷たいがもう冬じゃない、冷たさの中に春の訪れを感じる。遠くには霊峰白山が雪を抱いているのを眺められる。道を田んぼのあぜ道に変えれば雪の解けた田んぼに鳥達が餌を探している。チョコチョコと背黒セキレイ、茶色の目立たない鳥がいてなんだろうと思うと舞い上がり羽根の白が鮮やかに目に入る、タゲリだ。自然を感じながらひたすら歩く、歩いていると頭の中のモヤモヤが無くなってくる。そして色んな考え、言葉が頭の中に浮かんでは消えていく。
 大学の時、京都に親戚を訪ねた。叔父はデザインを生業としていて一日中家の中で仕事をしていた。ある時”一緒に散歩に行くか”と誘われた。もう60は過ぎていたと思うがその早足には驚かされた。今にして思えばあれが健康を保つ手段だったのだ。二人で一升瓶を開けて翌日こちらが二日酔いでも叔父は仕事をしていた。気力、精神力も強かったのだろう、90を過ぎるまで元気だったが先年亡くなった。
 やはり体力の衰えは気力の衰えに結びつき老化を早めると思う。後30年を元気に生きるためにもう一度体力作りからである。月曜は久しぶりに晴れ間が見えたのでつれあいを誘い散歩にでた。あまりに良い日だったので1時間位歩いただろうか。翌日から身体の痛みを嘆く連れ合いを残して私は歩く。先健主義なのだから・・・・・
by kakabura | 2005-02-18 22:34 | ぶらだより
<< 集中力 谷川浩司 今週の結果 >>




2羽のアゲハは何をしているのでしょう。
by kakabura
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧