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ニッポン放送問題

ライブドアの買占めで日本中がこの問題に夢中。賛否両論であるが確実に言えるのは時代が変わっているということ。大分前に小糸工業を外資が買収しようとしたことがあったがその頃は反対1色だった。今回の問題は判断に迷う。そもそもライブドアは面白い会社と思っていた。昔エッジと言う名前の頃100倍の株式分割を行いその時に買ったのが始まり。株式分割というのはせいぜいが2倍とか多くても5倍というのが普通だった時に100倍だから証券界は驚いた。取引所は以後混乱を避ける為に自粛をと要請したがホリエモンは全く気にせず”何でもやりますよ”といっていた。その後ライブドアを買収して名前も変えてしまった。プロ野球の時は少々困った、なぜならば当時楽天の株も持っていたからだ。しかし心情的にはライブドアを応援していた。既存の考えに囚われないで新しい事を考えていく。株価は下がったが手放す気にはならなかった。そして今回の事件(?)
 ホリエモンは織田信長だ、古い事に囚われない。信長は大きくなる度に居城を移して行った。旧来の大名達に出来ないこと。ホリエモンも名前に囚われず変えていく。名前にこだわり○○△△みたいな古い名前も足していくようなことはしない。体制の破壊者といえよう。今回の問題はどうか、一応結論は司法がということになるがそれだけでは収まらないだろう。会社と言うものの考え方を一変させてしまう可能性があるからだ。日本の会社で株主の存在は希薄だった。会社は経営者と社員のものだった。そこへ外から大株主がいきなり現れた。今は焦点が経営層にしか向いていないが吃驚したのはニッポン放送やフジサンケイグループの社員達もそうだろう。「自分達の会社」が他人の物になってしまうのだから。正論はホリエモンにある、会社は株主の者で経営者や社員は単に雇われているに過ぎないのだから。しかし頭では理解できても違和感が残る。本当にそれで良いのか、日本には独自のシステムがあって良いのではないか。古いシステムに風穴を開ける事はできた。これからどちらの方向に向かうのかそれが問題だ。少なくても信長は非業の最期を遂げた。とすればホリエモンの意味が終わった処でライブドアとも別れた方が良さそうだ。
by kakabura | 2005-02-27 10:00 | 社会経済
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2羽のアゲハは何をしているのでしょう。
by kakabura
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